あまりにも若い

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2016年9月のブログ記事

  • 俺の肩をポンと叩く

    時間、そうしていただろう。 カーテンの隙間から朝日が差し込んで、俺に朝が来たことを告げる。 それでも花音は目を醒まさず、眠ったままだった。 隣の部屋で、俺の携帯が鳴る。 兄貴が『マネージャーからだぞ?』と声を掛けるが、俺は出る気にならなかった。 しかたない、と諦めた兄貴が応対に出る。 『今日はドラ... 続きをみる

  • 困りものなのだ

    冷蔵庫を開け、ミネラルウォーターを手に取る。 返事がないので振り向くと、優紀はシーツで顔の半分を隠し、恨みがましい視線を寄越している。 優紀には見えないように笑いをかみ殺し、グラスに移さず、ペットボトルのままひとくち飲んだ。 羽織っていたバスローブを脱ぎ捨て、 優紀の隣に潜り込む。 シーツの中の優... 続きをみる